水平線

研究と批評.

エッセイ

左派ポピュリズムとプロレス

今でも鮮明に覚えているーー。七月某日、つまらない老教授の講義を終え、毎日のルーティンのように決まった味のチェーン店の人工的な牛丼をかっ食い、急いで阪急線で梅田へ向かった。二年前に電車で倒れて以来、新快速や特急の電車は予期不安に襲われるが、…

擬制としての平和主義

戦後の日本は、「平和」・「民主主義」というメルクマールを標榜し現在まで歩み続け、これからも「平和主義」国家として歩み進めようとすることだろう。しかし、昨今の第二次安倍政権での特定秘密保護法案や集団的自衛権の行使の容認、そして憲法九条改憲案…